誕生日パーティ

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マルティナとアンドレヤは同じ月に誕生日を迎えるので、二人の分を一緒に祝おうということでタデイの家に向かう。

まずは飾り付けを。

「俺はもうここに4時間いるぜ…」

と一人で頑張るタデイを手伝う。

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その後人が集まるのを待ちつつ、ちょっとだけ飲む。

「今度私おばあちゃんになるのよ〜」という。

「さぁ、赤ちゃんに乾杯しましょ!」という。

いや、おばあちゃんそれ強いんじゃ?

「強くないわよ、弱いわよ〜。自家製なの!」

ほんまかいな、と思いつつ飲む。

むっちゃ強いじゃないか!

3~4杯付き合わされ、私はその後はあまり覚えていない。

とりあえず誕生日パーティが始まる前に潰れ、復活して戻った頃にはこんな感じだった。

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ディスコ?

この前にケーキとかプレゼントとかいろいろやってたらしい。

アンドレヤは風船爆弾ケーキに怖がって車の下に隠れたらしい。

そしてゲームが始まる。

コチヤシュというゲーム。

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椅子に座って、それぞれが役割を与えられる。

王様、王女様、前の馬、後ろの馬…などなど。そして御者=コチヤシュ。

物語が読まれ、それぞれの役割の名前が出てきたら椅子のまわりを一周する。

コチヤシュという名前が何度も読まれるので、コチヤシュは読まれた回数分回る。

名前が出たのに座っていたり、回数を間違えたり、間違って回った場合はいっぱい飲まされるわけである。

酔っ払っている状態でこのゲームはなかなかしんどそうである。

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コチヤシュは普通に酒を飲みまくっていた。

さすがコチヤシュ酒に強いな!

そして私はその後再び気分が悪くなり、そのままベッドで寝た。

しばらくすると部屋にコチヤシュが入ってきた。

彼女のバンビも一緒のようである。

「横になる、電気を消してくれ。水も頼む」

とコチヤシュ。

次の瞬間、コチヤシュは盛大に吐いていた。

おぉ、かわいそうなコチヤシュ。。もといダミヤン。

コチヤシュは相当飲んだらしい。

コチヤシュ物語の終わりは

「こうして彼らは末永く元気に暮らしていきました」

となるのだが、今回のコチヤシュは酔いつぶれて終わったようである。

難民

最近までフィンランドやらドイツやらに顔を出していたおかけで、久々の更新となった。

ある朝起きると、アンドレヤが唸った。

「クロアチアから難民が送られてきたよ!」

映像にはたくさんの難民がクロアチアからスロベニアの街に流入してきた。

難民問題が今になって再びスロベニアで話題になり始めたのは、

ハンガリーが国境を封鎖したため難民のルートが変化したのだ。

つまり、クロアチアースロヴェニアーオーストリアードイツ というように。

クロアチアは何万もの難民を受け入れる事ができない。当然自国からはとっとと出て行ってもらいたいと。

難民と言えばもちろんビザもパスポートもない。身元不明の人間が大量に入国してくる。

これは恐ろしいことだ。

そうして彼らはスロベニアに入ってくるのである。

当然スロベニアはびっくりしてどうしたものかとなる。

ここの受け入れ体制は精々3000人程度だった気がするから、何万人もの難民はどうしようもない。

インタビューでは一人がこう応えた。

「スロベニアはとても綺麗に整備されて組織だっていて、素敵な国だ。でも俺たちはドイツに行く。そこに友人がいるからね」

このインタビューを見てほっとしたスロベニア人は彼らの数以上にいるだろう。

結局スロベニアはドイツへ向かう難民の通過ルートに過ぎなかったようだ。

今日は久々にペトラと会う。日本人の友達とジーガ、チェコ人留学生のトマシュらと共にラーメンを食べに行く。

注文したら、ラーメンは売り切れたといわれる。

なんだそりゃ?

とりあえずカツ丼を食う。

味はまぁまぁである。

その後日本語が上手なクラウディアらと合流しシーシャバーに行き、のんびり喋りながら10時頃に帰宅。

というのは良いのだが、帰り際に違和感。

あっ、パスポートがねぇ。

上着のポケットに入れておいたパスポートが紛失しているのである。

こんな体験前にもしたなぁ、と思いつつほっつき歩く。

外国でパスポートを紛失した場合、急ぎの場合は領事館で渡航書なるものを発行してもらえる。

それかパスポートの再発行である。これには時間がかかる上日本での資料作成が必要なので、

結局紛失すると面倒くさいのである。

まぁ見つからなかったらしょうがないか、と思いつつラーメンを食べたところに聞きに行く。

ここでなかったら恐らく見つからないだろう。

見つからなければ、滞在を伸ばさなければいけないだろう。

ビザが切れる一ヶ月先までここに滞在することになる。

それはそれで悪くないような気がして来て、少しわくわくし始める。

パスポートは、ラーメン屋に普通に保管されてた。まぁそうだろうな。

私の難民生活は数時間で幕を下ろした。

日本語レッスン

昼過ぎにリュブリャナ大学に来ている日本人の方々と情報交換。

市内観光をし、夜にマンツァと水タバコを吸いに行く。

「こーへい、ちょっとエッセイを書いたんだけど訂正してほしいから、水タバコに行かない?」

ということもあり先日約束をすっぽかしたことから、急遽予定外だったがシーシャバーに。

マンツァは日本語学科の3年生。そしてその友達のチェコ人の男性も来た。

何だかいろいろなことを話した気がするが、マンツァは弾丸の様に話を進めていくので、

私は何を話したかあまり覚えていない。

ただ少しだけ覚えているのが。

「ヨーロッパ人は日本で人気だよ」

「え〜私も向こうてモテるかな〜?」

あんた達なら1日とかからないだろうね。

日本語の添削をし、マックで夕飯を食べる。

今日は多くの人と知り合った日であった。

リュブリャナは雨のもよう

鮮烈なる一週間を過ごした後、私はブログを再開することにした。

友人スティーペとの長い時間に及ぶ激闘を終え、私はアンドレヤの家に帰還した。

今日は火曜日である。以前から自分に行けたら行く詐欺を繰り返していた私は、ついに決心した!

「図書館に行くことにしたよ。アンドレヤ。」

決心してから3秒で私の心は揺らぐ。

「今日は一日、雨みたいよ」

3秒ルールは世界中に存在する。ならばこの場合も、適応されるのだろうか。

図書館に行く主な目的は、翻訳をしているユーゴ戦史の資料集めである。

主にパルチザンについてである。

決死の思いで外の出た私の意志の強さは、柔らかい石の如し。

その結果は私が個人的にフィロソファーであるゆえに必然的に訪れた。

「雨、止んでるじゃん」

図書館というのは、NUKという別名でプレチニクという偉人が設計した建物である。

当時始めてここを見つけた時は、友人と一緒だった。

「あんた入れないから外で待ってて」的なクールなことを言われ、雨の中待っていた。

内部の部屋で図書カードを作ろうとするも、パスポートを忘れた事に気づく。

これではカードを作れないので仕方なく帰りに肉を食った。

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19:00からマンツァと水タバコを吸いに行く予定だったが、それは昨日のことだった。

とりあえず一人でカフェに行く。

ジーガにそのことを話したら、「今から行くわ」とのこと。

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その後コンサートに行く。

外でワインを飲んでから行く予定だったが、ティミ達が来ない。

仕方なく二人で飲むのだが、ライブの時間になってしまう。

とりあえず酒をリュックにかくして中に入ろうとするのだが、入場口で止められる。

「中見せてくれるか。あ〜これはいかんわ!酒はいかんな」

入れなかった。

その後いろいろあって入場。

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Modrijaniが出てきた。そして帰宅。

帰りに雨が降り始めた。

傘がない私は真夜中にアンドレヤの家までダッシュしたのであった。

スティーペ日記

スティーペは元軍人である。

アニメに目がない。

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ある日のこと

彼と私はFIFA16をプレイしていた。電話を取った。

「ボス、今日は仕事を休んでも良いですか。明日朝から用事があるので」

「よっしゃ!休みもらったぜ。今日は一日中ゲームできるな!」

ある日のこと

私達は産婦人科にいた。

「赤ん坊は、女の子だと思うぜ。そんな気がするんだ」

「ほら見ろ、言ったとおり女の子だったぞ!」

「名前はヴァレンティーナだ。男の子だったら、ヴァレンティーノだ」

「俺はもう十数年もバレンティーノ・ロッシのファンなんだ」

「今日は記念日だ。一日中ゲームしようぜ!」

ある日のこと

私達は購入した洗濯機を運んでいた。

「おい、お前落っことすなよ!400ユーロもしたんだぞ!」

「プラグがイカれてやがる。洪水が起きたのはこいつのせいだ」

「くそったれ、きつく閉めようと思ったらプラグを壊しちまった!」

ある日のこと

「セビージャがこんなに強いのはおかしい。そのキーパーは120か130か?」

「お前はもう死んでいる!死んでる!死んでる!カードが出ないのは、審判が友達だからだ」

静かな週末

スロベニアに到着してから3週間ほど経過した。

私の中の変化といえば、週末を恐れるようになった。

金曜日といえば酒であり、土曜日、日曜日も決まって何度も缶ビールを飲んでいるわけである。

最初は面白半分で付き合っていたものも、徐々にしんどくなるという現状である。

私は部屋に籠もり仕事の翻訳をしながら、週末が過ぎ去っていくのを待っていた!

日曜日に唯一入れた用事は、ジーガの家に遊びにいくというものだけだった。

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フィギュア達。

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ご両親と一緒に食事を頂きます。

日曜日の料理の基本は、スープ→メインディッシュ(サラダも)→デザート

っていう感じのようです。

そして日曜日はほとんど休んでます。静かなる日曜日。